白内障

白内障の手術実績

 平成28年昭和57年~平成27年(累計)
白内障手術 2,252 30,645
網膜硝子体手術 132 525
緑内障(LI、SLT含む) 30 663
翼状片 231 3,330
眼瞼形成術 44 49
網膜光凝固およびYAGレーザー 537 10,553
硝子体注射 118 56
ボトックス注射 16 21
角膜減張切開 5 1,298
PVDレーザー 4 5
LRI 0 1,302
ICL 4 14
涙道チューブ 19 33
涙嚢鼻腔吻合術 0 19

白内障手術には 多焦点眼内レンズ(遠近両用)114件 トーリックレンズ(乱視)60件含む

白内障とは

人の目の中でカメラのレンズにあたる部分を水晶体と呼び、ここが濁ってくる病気を白内障といいます。

原因として最も多いのが加齢(老化)によるもので、一般に老人性白内障と呼ばれています。早い人では40歳代から始まり、80歳代では詳しく検査を行えば大部分の人で白内障が発見されます。その他の原因として、外傷によるもの(外傷性白内障)・生まれつきのもの(先天白内障)・薬剤の副作用・そして他の病気に続いて起こるものなどがあげられます。

私たちが目で見ている像は、角膜、水晶体を通った光が網膜面で結像したもので、水晶体が濁り始めると、かすんだり、物が二重に見えたり、まぶしく見えるなどの症状が出現します。進行すれば視力が低下します。

白内障の治療について

ごく初期の白内障は点眼薬で進行を遅らせることができる場合もありますが、濁った水晶体をもとに戻すことはできません。進行した白内障に対しては、濁った水晶体を手術で取り除き、眼内レンズを挿入する方法が一般的に行われます。眼内レンズは手術を受ける方のライフスタイルに合わせ選択ができます。
詳細はこちら→単焦点眼内レンズ(健康保険適応)

■健康保険適応単焦点眼内レンズ
一般的な白内障手術に用いられる眼内レンズです。遠くに合わせれば近く用の、近くに合わせれば遠く用のメガネが必要です。乱視が少ない方はシャープに見えますが、中等度以上の乱視は眼鏡が必要です。

■多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術
平成25年10月より当院は多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術が厚生労働省より先進医療施設に認定されました。
詳細はこちら→先進医療施設

白内障とは、カメラで言えばレンズにあたる水晶体と呼ばれる透明な組織が白く濁ってしまう病気です。水晶体が濁ると、外から入ってきた光が散乱して網膜に映る像がぼんやりとしてしまい、ハッキリ見えなくなります。さらに症状が進むと、水晶体全体が濁ってきます。

水晶体は一度濁ると元に戻る事はありません。
また、水晶体が濁るだけでなく水晶体が膨らんで房水の流れを止めてしまい、急性緑内障発作を起こすこともあります。

しかし、白内障に手遅れということはほとんどありません。

白内障と診断されたら、定期的に検査を受けて白内障の進行具合の経過観察を行ないます。
目薬などで病気の進行を遅らせたり、特に治療をせず、様子を見るだけの場合もあります。日常生活に不便を感じる様になったら手術を行います。

短時間で痛みもほとんどなく、視力を回復できます。

白内障手術について

白内障手術は散瞳剤(瞳孔を拡大させる点眼薬)にて散瞳した後、丹念に洗眼と消毒を行います。手術は局所麻酔で顕微鏡を使って行われますが、顕微鏡の光のまぶしさで緊張が強くなります。その対策として、当院看護スタッフが手を添え緊張緩和に努めます。手術では、点眼麻酔をはじめ、痛みに応じた適切な局所麻酔の方法が選択されますので、 痛みをほとんど感じませんが、器具などが触るような感覚はあります。超音波乳化吸引装置で白く濁った水晶体を細かく砕いて吸い出し(超音波乳化吸引術)、残した薄い膜(水晶体嚢)の中に眼内レンズを挿入する方法が主に行われています。進行した白内障は切開を大きくして水晶体を一塊のまま取り出す(水晶体嚢外摘出術)という方法で行われる場合もあります。

手術時間はおよそ15~30分程度ですが、手術が難しい例などではそれより時間がかかることもあります。また、手術中は顕微鏡の光がまぶしく感じられますが、目を急に動かすと危険ですので、手術中に指示された方を向くことが大切です。

手術後の注意点

  • 当院では、術後早期から眼帯を外し、点眼加療を開始しますので、食事やトイレなどの日常生活を行うことができます。日帰り手術の場合は、しばらく休んで頂き、眼や全身に変わりがないことを確認してからの帰宅となります。
    一般的に切開創が治癒するまでには、約1カ月を要すると言われており、術後の日が浅いほど、より細心の注意が必要です。手術後は、指示された薬をきちんと点眼・内服することと、定期的な受診がとても重要です。
当日は指定された時間に来院して下さい。(お化粧はしないで下さい)
血圧・体温測定を行います。体調不良等の症状がありましたらスタッフにお声かけ下さい。
スタッフが散瞳剤(瞳を広げる点眼薬)を点眼します。散瞳剤は何回か点眼し、瞳孔(瞳)が大きく開いたら手術の準備を致します。
手術準備前にはお声をかけます。排尿をすませ準備室へ入ります。
準備室では帽子とガウンを着用していただき洗眼 消毒 点眼麻酔を行います。
手術には水を使用しますので耳に水が入らないように耳栓もします。手術中は心電図計測をしますので電極を付けます。

超音波水晶体乳化吸引術

超音波水晶体乳化吸引術とは、濁った水晶体を人工レンズ(眼内レンズ)に変える術式になります。まず手術の手順として眼球を切開した後、水晶体の前嚢を切り取ります。

その後吸引しながら皮脂と核を超音波で砕いていきます。その時、眼内レンズを挿入するために必要な後嚢とチン小帯は残しておきます。ただし、白内障が進行してしまうと、核が硬くなっている事があるため、水晶体を丸ごと取り出す場合もございます
取り替えた眼内レンズは、一度挿入すれば、基本的に再度取り替える必要はありません。
水晶体嚢外摘出術

白内障手術は

料金について(保険診療)

両院対応  おもろまち駅前院のみ対応

区分手術名1割2割3割
K282-1-ロ 白内障手術 水晶体再建術
眼内レンズ挿入する場合
(その他のもの)
片眼 ¥12,100 ¥24,200 ¥36,300
両眼 ¥24,200 ¥48,400 ¥72,600
- 多焦点眼内レンズを用いた
水晶体再建術
片眼 ¥360,000
両眼 ¥720,000
K282-1-イ 水晶体再建術
眼内レンズ挿入する場合
(縫着レンズを挿入するもの)
片眼 ¥17,100 ¥34,200 ¥51,300
K282-2 水晶体再建術
眼内レンズ挿入しない場合
片眼 ¥7,430 ¥14,860 ¥22,290
白内障手術
区分K282-1-ロ水晶体再建術
眼内レンズ挿入する場合
(その他のもの)
片眼
1割 ¥12,100
2割 ¥24,200
3割 ¥36,300
両眼
1割 ¥24,200
2割 ¥48,400
3割 ¥72,600
区分-多焦点眼内レンズを用いた
水晶体再建術
片眼
1割 ¥360,000
2割
3割
両眼
1割 ¥720,000
2割
3割
区分K282-1-イ水晶体再建術
眼内レンズ挿入する場合
(縫着レンズを挿入するもの)
片眼
1割 ¥17,100
2割 ¥34,200
3割 ¥51,300
区分K282-2水晶体再建術
眼内レンズ挿入しない場合
片眼
1割 ¥7,430
2割 ¥14,860
3割 ¥22,290

両院対応  おもろまち駅前院のみ対応

区分手術名1割2割3割
K282-1-ロ 白内障手術 水晶体再建術
眼内レンズ挿入する場合
(その他のもの)
片眼 ¥12,100 ¥24,200 ¥36,300
両眼 ¥24,200 ¥48,400 ¥72,600
K282-1-イ 水晶体再建術
眼内レンズ挿入する場合
(縫着レンズを挿入するもの)
片眼 ¥17,100 ¥34,200 ¥51,300
K282-2 水晶体再建術
眼内レンズ挿入しない場合
片眼 ¥7,430 ¥14,860 ¥22,290
手術 1割 2割 3割
白内障(水晶体再建術)[1泊2日]
※部屋代別
片眼 ¥18,000 ¥36,000 ¥53,000
両眼 ¥32,000 ¥63,000 ¥94,000
白内障(水晶体再建術)[日帰り]片眼 ¥16,000 ¥32,000 ¥48,000
両眼 ※1泊2日入院のみで行います

料金について(多焦点眼内レンズを用いた白内障手術)

手術片眼両眼
先進医療多焦点眼内レンズを用いた白内障手術
(おもろまち駅前院のみ)
¥360,000 ¥720,000
自由診療多焦点眼内レンズを用いた白内障手術 ¥500,000 ¥1,000,000
区分手術名1割2割3割
- 多焦点レンズを用いた
水晶体再建術
片眼 ¥360,000
- 両眼 ¥720,000

先進医療の表示金額は手術に係わる薬剤、手術手技、眼内レンズ費用です。
入院及び諸費用は含まれません。
自由診療表示金額は眼内レンズ輸入代行、薬剤、手術手技、眼内レンズ費用、術後3カ月の診療及び検査料金が含まれます。
術後の薬剤費は含まれません。

熟練した医師、スタッフの元で安全性の高い最新の手術装置、器具を使用して行われます。徹底した手術器具の滅菌を行なうこと、術後早期に眼帯を解放し抗菌剤、抗炎症剤の自己点眼を開始させて頂くことにより、当院にて術後眼内炎を起こしたことはありません。これは徹底した点眼指導と患者様のご協力で築きあげてきたものと思います。

また、自家発電機を常備しておりますので、万が一の停電時でも問題なく手術を行う事ができます。
今後とも患者様の視力を守るため、長年にわたる手術実績と最新の医療機器を用いて術前、術後のデータを把握し、最高の視力回復を提供する事を目指します。

白内障の手術を受ける方へ

白内障手術は、医療技術、抗生物質等の進歩により近年は日帰りの手術となっておりますが、通院の困難さ、離島よりの来院、合併症の有無などを考慮し、当院では入院を希望される方の入院手術も行っております。

  • 他科(内科 循環器科 整形外科)通院中の方は、内服薬継続服用して下さい。
  • 退院後も経過観察のため通院が必要となります。決められた日に来院して下さいますようお願い申し上げます。

手術前

術前検査(眼内レンズの度数決定 心電図 手術の説明 採血結果 その他)を行います。
手術3日前より抗菌薬と抗炎症剤の点眼を行って頂きます。(術前検査時にお渡しします)
手術当日、ご自宅で朝食後に抗生剤と整腸剤の内服をして頂きます。(術前検査時にお渡しします)
当院は厚生労働省認定の先進医療施設です。先進医療保険のご加入の確認お願い致します。

手術当日

手術は、個人差はありますが基本的に痛くありません。局所麻酔下にて行う手術ですので意識もあります。何か触っているような感じはわかりますが、痛みがある場合には我慢なさらずに声をかけて下さい。麻酔の追加をします。
手術がスムーズに進むため正面を見てもらったり上下左右を見る様指示しますので、その際は両眼を 開けたけた状態で顏は動かさずに眼だけを動かすようご協力をお願いします。
できるだけリラックスした状態で方と首の力をぬいて眼を強く閉じようとしないで手術をうけるようにして下さい。前日にでも練習されてはいかがでしょうか。
手術室では担当スタッフがご案内致しますので一緒にベッドまで移動して下さい。手術はあおむけで 行われます。
白内障手術は眼内レンズを挿入する事が一般的になっています。(後日眼内レンズを挿入する事になった り、レンズが挿入できない場合もあります。その際、医師より説明があります)白内障の手術は局所麻 酔により強膜(白目)を2mm程度切開して行います。
水晶体はもともと透明な袋(水晶体嚢)の中に入っており、この袋の前面を丸く穴を開け超音波乳化 吸引装置を用いて白く濁った中身(水晶体)だけを取り出して、透明な眼内レンズを残しておいた透明な袋(水晶体嚢)に挿入する手術です。
手術時間につきましては、白内障の程度(成熟・過熟)により長くなったりしますのでご了承下さい。

退院後の心得

術後のお薬は大変重要です

日常生活

  • テレビや新聞を見たり散歩などをしてもかまいませんが、術後1カ月くらいまでは飲酒、過激な運動、サウナ、プール(泳ぐ)眼をこすったり、かたく閉じる事は避けて下さい。
  • 手術4日後から洗眼・洗髪が許可されます。石けん、シャンプー等は出来るだけ眼に入らないようにご注意下さい。
  • 早期に職場復帰は可能ですが、術後1カ月は無理をなさらないようにして下さい。
  • 術後はゴミ、ほこり、紫外線を防ぐため保護メガネの着用をお願いします。保護メガネは当院にて販売しております。

通院 経過

  • 手術後良く見えていても、術後の傷が完全に治癒するまでには約3カ月かかります。傷は小さくても感染する可能性がありますので、術後の通院と点眼は必ず3カ月間は続けて下さい。異常を感じたら、定期検査以外でも早めに来院するようお願い致します。
  • 術後3カ月経過しても眼内レンズが挿入されていますので、経過観察のため年に1、2回の受診が必要です。
    尚、白内障以外の眼疾患で点眼薬をご使用の方は、その為の定期的な通院加療が必要となります。
  • メガネ合わせは、術後経過が落ち着くまで(約1カ月)出来ません。メガネをお急ぎの方は医師とご相談下さい。
  • 術後の見え方は、元々の眼疾患によって(乱視・角膜白斑・視神経萎縮・黄斑変性・網膜症・緑内障等)も個人差がでてきます。

白内障手術を受ける方へ

1予約

白内障手術は以前、2~3日の入院が必要な手術となっておりましたが、医療技術や医療機器の進歩により日帰り手術も可能となりました。
当院では、日帰りか1泊入院するかを選択することができます。

いくつか確認事項がありますのでご協力下さい。

  • 他科(内科 循環器内科 整形外科など)の通院歴
  • 術後、翌日からの通院が可能であるか
  • 術前検査(眼内レンズの度数決定、心電図、手術の説明 採血結果 その他)を手術日以前に受けることができるか
  • 各種保険の確認
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2手術当日

  • 当日は、指定された時間に来院して下さい。(お化粧やネイルなどはしないで下さい)
  • 手術に必要な内服薬の服用、点眼薬(抗菌、抗炎症剤)を点眼して頂きます。また、スタッフが散瞳剤を点眼します。散瞳剤は何回か点眼し、瞳孔が大きく開いたら手術の準備をします。
  • 準備室では、帽子とガウンを着用していただき、血圧測定、モニター心電図装着、耳栓、消毒、点眼麻酔を行います。
  • 分からないことがありましたら、お気軽にスタッフにお尋ね下さい。
矢印

3手術

  • 手術は、個人差はありますが基本的に痛くありません。点眼麻酔下で行う手術ですので意識もあります。痛みがある場合には我慢なさらずに声をかけて下さい。麻酔の追加をします。
  • 手術をスムーズに進めるために、正面や上下左右を見るよう指示しますので、その際は両眼を開けた状態で顔は動かさずに、眼だけを動かすようご協力をお願いします。
  • できるだけリラックスした状態で、肩と首の力を抜き、眼を強く閉じようとせずに手術を受けて下さい。
  • 手術室では、担当スタッフがご案内致しますので、一緒にベッドへ移動して下さい。手術は仰向けで行います。
  • 水晶体は、もともと透明な袋(水晶体嚢)の中に入っており、この袋の前面を丸く穴を開け、超音波乳化吸引装置を用いて、白く濁った中身(水晶体)だけを取り出して、透明な眼内レンズを残しておいた透明な袋(水晶体嚢)に挿入する手術です。(症例によっては、後日改めて眼内レンズを挿入する場合もあります)
  • 手術時間につきましては、白内障の程度(成熟化・過熟)により長くなる場合もありますのでご了承下さい。
矢印

4手術後~帰宅まで

  • 手術が終わると、診察・昼食・検査・点滴があります。昼食は気分が悪くなければ召し上がって下さい。
  • 診察後は、眼帯を外した状態なので、眼を擦ったり強く閉じたり、眼に力の入ること(重いものを持つなど)は控えて下さい。
  • 術後にも医師の診察があり、全て終了するのは午後16時前後になるため、日帰り手術の方はそれ以降の帰宅になります。1泊入院の方はそのまま入院室でごゆっくりお休み頂けます。
  • 翌日は、検査・診察・点滴があります。

帰宅後の心得

点眼を規則正しく行って下さい

  • 当院では、手術後の早期回復を目的として手術日に点眼薬を開始しております。眼帯を外した後は、眼をこすらないように気をつけて下さい。
  • 病棟スタッフが点眼薬の使用法を説明致しますので、術後の感染を防ぐため、点眼表の通りに点眼時間、方法をお守り下さい。
  • 点眼薬のびんの先が眼球やまつげに触れないように注意して、下まぶたを引いて(上まぶたは触らない)1滴だけ点眼して下さい。
  • 各点眼薬は、5分以上間をあけて点眼して下さい。点眼後は、アイ洗浄綿やティッシュで、優しく目の周りを拭いてください。
  • 手術当日の入浴は、首から下を軽めのシャワーでお願いします。洗顔、洗髪は、手術4日後から許可しておりますが、石鹸、シャンプー等が直接眼に入らないようにご注意下さい。
  • 就寝時に無意識に眼をこすらないように、保護用アイマスクをお貸しします。当日は術眼を下にしたり、うつ伏せで寝るのは避けて下さい。
  • 手術後、結膜下出血(白眼が赤くなる)が残る場合があります。
    これは血管の走行と切開創に関係があり、手術を受けられた方どなたにでも起こりうることです。手術後約2~3週間で自然に吸収されます。
  • 手術創があるため、異物感や違和感を感じる事がありますが、約1週間程度でなくなりますのでご安心下さい。
  • 術後の見え方、視力改善の程度、日数には個人差があります。白内障手術前の角膜の状態(乱視、白斑等)や眼底の状態(視神経萎縮、黄斑変性、網膜症、緑内障等)も術後の見え方に影響します。
  • 白内障手術後に、メガネが必要な方は、経過が落ち着くまで(約1カ月)メガネ合わせは出来ませんのでご了承下さい。※メガネ作製をお急ぎの方は医師とご相談下さい。
  • 飲酒、筋トレや激しい運動、プールや温泉、白髪染めやパーマなどは、術後1カ月は控えて下さい。
  • 仕事復帰も早期より可能ですが、職種によって異なりますので、医師にご相談下さい。
  • 術後の切開創が瘢痕化して安定化するまでの間(約2~3カ月)は、定期的な通院と点眼加療が必要となります。術後、見え方が良くても眼内レンズが挿入されていますので、経過観察のために、年に1、2回の受診をお勧めします。

その他ご不明なことがありましたら医師、スタッフへお気軽にお声かけ下さい。

手術後の注意事項

当院では、手術後の早期回復を目的として手術日に術眼を開放し、点眼薬を開始します。
そこで白内障手術を受けられた患者様、並びにご家族の皆様方へ以下の項目についてご理解いただき、御協力をお願い致します。

  • 眼帯をはずした後は眼をこすらないように気をつけて下さい。
  • 病棟スタッフが点眼薬の使用法を説明致しますので点眼時間、方法をお守り下さい。
  • 手術後3日目からの洗顔、洗髪は許可しておりますが、石鹸やシャンプーなどが直接眼に入らないようにご注意下さい。
  • 手術後、結膜下出血(白眼が赤くなる)が残る場合があります。
    これは血管の走行と切開創に関係があり、手術を受けられた方どなたにでも起こりうることです。手術後2~3週間で自然に吸収されます。
  • 見え方、視力回復の程度および日数には個人差があります。年齢、回復力、白内障以外の眼疾患、全身の疾患などの様々な要因で差が出てきます。
    視力の安定は1カ月程度の時間を要すると当院では考えていますが、明るさや手術前の見え方、あるいは左右差、手術前の視力や乱視の程度等も術後の見え方に影響します。
  • 異物感、違和感については手術創があるため、まばたき等によりまつ毛が入ったようなチクチク、かさかさするような異物感を感じる事もありますが、
    1週間程度でなくなりますのでご安心下さい。
  • 就寝時の保護用アイマスクをお貸しします。当日は手術した方の眼を下にしたり、うつ伏せで寝るのは避けて下さい。
  • 眼内レンズが入っておりますので、定期的な受診が必要になります。また、メガネ合わせなどにつきましては、受診の時にご相談下さい。(運転、飲酒も含む)

白内障の手術に必要な検査・手続き

手術前の適性検査(下記1~3)終了後術前検査日・手術日を決定します。
視力低下の原因が白内障以外に疾患がないか検査します

  • レーザー干渉計検査(ビソメーター)

    干渉縞の識別から視機能を検査します。眼の中心の感度を調べます。
    白内障手術後メガネをかけてどれくらい視力が回復するかを検査します。

  • 眼底カメラ撮影

    眼底に異常がないか検査します。白内障以外に視力低下の原因になる病気がないか検査します。

  • 網膜電位図(ERG)

    網膜、視神経機能の他覚的判定をします。 光刺激に対する網膜(眼)全体の反応を検査します。
    (ビソメーターが中心感度でこれが全体の感度を調べる検査です)

術前検査当日の流れ

眼の検査に約40~50分、説明に約15分かかります。その後2階で採血検査・心電図・問診をとらせて頂きます。
検査・全身疾患の有無確認後、診察を予定しています。(眼の検査、2階での検査は前後する場合があります)
すべての検査時間は約2時間を予定しております。

1屈折検査・眼圧測定

屈折・眼圧の異常がないか確認します。

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2視力検査

術前の視力を確認します。

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3利き眼の確認

片眼手術の場合に優位性を確認することで手術後の両眼視の見え方・バランスの良し悪しを判断するのに役立てます。

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4レーザー前房蛋白濃度

手術前に眼に炎症がないか検査します。正常値を確認し、術後炎症を定量化することでひき具合を確認します。点眼薬の回数・変更・使用期間を判断します。

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5角膜内皮細胞検査

角膜(黒目)の一番内側の細胞を撮影し、細胞の形や大きさ数を検査します。
この細胞は、角膜が透明できれいな状態を維持するのに大事な役割を果たしています。
術後もこの機能が保たれているか検査します。

白内障手術では濁った水晶体を取り出し代わりに眼内レンズを挿入します。
これからの検査は眼内レンズ度数を決定します。

6角膜曲率半径測定検査

角膜前面の強弱主経線の2つの曲率平均を求め、この平均屈折値を眼内レンズ度数決定の計算に用います。又、大まかな乱視を調べます。
乱視とは角膜(黒目)の歪みのことで、誰にでもあり乱視が強いと物が二重に見えたりします。
乱視は術後もそのまま残りますが、メガネで矯正できます。メガネに違和感を感じたり、強度の乱視の方には、乱視を軽減させる手術もありますので、医師と御相談下さい。

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7角膜形状解析検査

角膜の形状を精密に検査します。正乱視・不正乱視をコンピューターで解析を行い、術後の見え方の予想に役立てます。

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8眼軸長測定検査(IOLマスター・Aモード)

眼内レンズ度数決定に使用します。眼の奥行き・長さを調べます。眼内レンズの度数決定に必要な検査です。

後発白内障

  • 手術後よく見えていても、また「かすみ」が出てくる場合があります。(何カ月か何年かは個人差があります)これは、手術の時に残しておいた水晶体の後ろの膜(後嚢といいます)が濁ってくるものです。
    外来でのYAGレーザーで濁りを取り除くことができます。レーザー治療後に炎症や網膜剥離が生じることもありますので、1週間後の受診が必要です。
  • 術後の感染を防ぐため、点眼表の通りにしっかり点眼して下さい。点眼薬のびんの先が眼球やまつげに触れないように注意して、下まぶたを引いて(上まぶたは触らない)1滴だけ点眼して下さい。
  • 点眼薬は3種類ありますが、1番目を点眼した後は5分以上間をあけ、2番目を点眼して下さい。3番目も同じように間隔をあけて下さい。点眼後、ティッシュが眼に入らないように眼の周りだけを拭きましょう。
  • 術後1ヵ月はなるべく控えて頂きたいこと。→飲酒、筋トレや激しい運動、プールや温泉、白髪染めやパーマなどは、術後1カ月は控えて下さい。
  • 手術当日の入浴は、首から下を軽めにシャワー等でお願いします。洗顔および洗髪は、手術後3日目からできますが、石鹸やシャンプーなどが直接眼に入らないように注意して下さい。
  • 就寝時の保護用アイマスクをお貸ししますので、翌日来院時に、受付までご返却下さい。当日は手術した方の眼を下にしたり、うつ伏せで寝るのは避けて下さい。
  • 白内障手術後に、メガネが必要な方は、経過が落ち着くまで(約1カ月)メガネ合わせは出来ませんのでご了承下さい。また、白内障手術前の角膜の状態(乱視、白斑等)や眼底の状態(視神経萎縮、黄斑変性、網膜症等)によって、左右の見え方が違うこともあります。
  • 日中、外でまぶしい時は、サングラスの使用をお勧めします。
    ※メガネをお急ぎの方は医師とご相談下さい。
  • 術後の切開創が瘢痕化して安定化するまでの間(約2~3カ月)は、定期的な通院と点眼加療が必要となります。術後、見え方が良くても眼内レンズが挿入されていますので、経過観察のために、年に1、2回の受診をお勧めします。
  • 仕事復帰も早期より可能ですが、職種によって異なりますので医師にご相談下さい。

その他ご不明なことがありましたら医師、スタッフへお気軽に声を掛けて下さい。