

当院は、鼻涙管閉塞において、東邦大学医療センター大橋病院眼科 准教授の矢部比呂夫先生執刀による日帰り手術を行っています。
涙は目の表面を乾燥させないようにするために必要なものですが一定の潤いを維持することは決して容易ではなく、涙液が少なすぎるとドライアイ、多すぎると流涙症となります。
流涙症があると正常な視機能があっても物がうるんで見えにくくなるため、生活に支障を来したり、ハンカチが手放せなくなったりします。目には、眼表面を潤した後の涙を流す涙道があります。これは、涙腺が目頭付近にあってそこで作られた涙液が眼表面を潤した後に流れ込む涙点から始まり、涙小管を通って目頭の奥にある涙のうにいったんたまり、さらに鼻涙管を通って鼻の奥に流れ去ります。通常、流涙症はこの涙道の一部が閉じることでおこり、涙のうより上流で閉塞すると流涙症を、涙のうより下流で閉塞すると流涙症に加え、涙のうの中に膿がたまる涙のう炎を起します。涙道閉塞の治療は閉塞の場所や閉塞してからの期間により異なります。

早期であればブジーという針金状の器具を涙道に通すだけで治ることもありますが、そうでない場合は強固な涙道内の癒着があると思われます。最近はブジーに続いてシリコン製のチューブを1次的に涙道に留置する簡便な方法もありますが、早期で無い場合は、チューブの抜去後に再閉塞することが少なくありません。
心筋梗塞の治療と同じように閉塞した部分を広げて再疎通させる方法と、別に新たな涙道をつくるバイパス手術があります。一般に涙道を再疎通さる方法に比べ、涙道バイパス術のほうが長期成績は良いと言われています。
涙道バイパス手術とは、涙のうから隣接する鼻腔に骨窓を開けて、ここに永久的な新しい涙道をつくる涙のう鼻腔吻合術(DCR)という手術法です。以前からあった、顔面の皮膚を1.5cm程度切開する鼻外法と、皮膚は切開せずに鼻から内視鏡を入れて行う鼻内法があります。術後の炎症などは鼻内法が軽いので、最近ではこちらを希望される患者さんが増え、私たちの施設でも9割以上がこの方法で手術しています。ただし、鼻中隔彎曲が強い場合などは内視鏡操作が難しいので、鼻内法が行えない場合かあります。また、涙小管の閉塞が強い場合も鼻内法は難しくなります。涙道の病気の治療に詳しい医師に相談して、ご自分の涙道の閉塞状態を知り適切な手術法を選ぶことが大切です。

| 手術 | 1割 | 2割 | 3割 | |
|---|---|---|---|---|
| DCR | 【片眼】 | ¥30,000 | ¥70,000 | ¥105,000 |
手術費用についてはお問い合わせのうえご確認下さい。
| 個室(VIP)一日分 | ¥7,350 |
|---|---|
| 一般 一日分 | ¥2,100 |
| 朝食 | ¥200〜 |
| 昼食 | ¥400〜 |
| 夕食 | ¥400〜 |