先日、令和4年5月17日に熊本大学名誉教授の谷原秀信先生によるグラナテック(リパスジル)のWebカンファレンスがありました。グラナテックは興和株式会社により開発された世界初のROCK阻害点眼剤で、2014年より緑内障の治療点眼薬として使用されています。原発開放隅角緑内障の眼圧上昇は、主に線維柱帯での房水流出抵抗の増大が原因と考えられています。グラナテックは線維柱帯―シュレム管を介する主流出路からの房水流出を促進させ、眼圧を下降させる点眼薬です。臨床症例では、平均3成分目での処方であっても高眼圧症、正常眼圧緑内障などの各病型に対し有意な眼圧下降効果を示し、追加治療薬としての有用性が診療現場で確認されたそうです。また、これまで副作用として眼瞼炎が起こる事が報告されてきました。この度の臨床症例では、有意な眼瞼炎発症のリスク要因として女性、眼瞼炎既往あり、花粉または薬剤アレルギー歴ありの患者様が認められました。上記の患者様に対しては、改めて正しい点眼法の指導や、自他覚症状の変化に留意しながら処方することが望ましいとされました。一方、75歳以上の高齢者、ドライアイ治療薬及び多剤併用は、眼瞼炎に対して見かけ上抑制的な影響が認められましたが、これらの患者様に対しても引き続き注意しながら治療していくことが推奨されておりました。
今後も職員一同、日々新たな知識を修得しより良い医療が提供できるようブラッシュアップしてまいります。ご協力いただいた興和株式会社の北川様、鶴見様ありがとうございました。(担当 城間)
2022.05.19更新
グラナテック Webカンファレンスがありました
投稿者:
2022.03.22更新
第15回AOMS眼科先進医療研究会
第15回眼科先進医療研究会が沖縄で開催されました。
プログラム
・Symboiseパイロット臨床について(株式会社クオリタス 山田浩雅氏)
・SOLEKO社add-onレンズEVOLVE(EDOF)強膜固定レンズ(株式会社テクノピア 佐藤青氏)
・ICL合併症TASSの2例(杉本栄一郎先生)
・ICPLマルチ術後経過&Tips(新見浩司先生)
・他院との差別化の取り組み2022年度版(新見浩司先生)
施設見学
・安里眼科糸満院
・安里眼科おもろまち駅前院
最新の医療及び保険診療を超えてより良い眼科医療を目指し診療されている先生方の発表を聞き大変勉強になりました。
その中でも特に印象に残ったアスタキサンチンの抗酸化作用については帰宅後すぐ検索し現在購入を検討しています。
自身で使用し良ければ患者様だけでなく知り合いにも是非勧めたいと思います。
今回はこのような素晴らしい会に参加させて頂きありがとうございました。
(担当 神谷)
投稿者:
2022.03.07更新
糸満院の入口について
本日より新しくなった糸満院での診療が開始となりました。
駐車場は一緒で、裏側からまわれます。入口が分かりづらいので写真をアップします。
①⇒②⇒③⇒④のように進んでください(担当 大城)
①
②
③
④
投稿者:
2022.03.04更新
世界緑内障週間「ライトアップ in グリーン運動」
今年も安里眼科おもろまち駅前は「ライトアップ in グリーン運動」に参加します(2022年3月6日(日)~ 3月12日(土))
ライトアップ in グリーン運動で伝えたいメッセージ
早期発見・継続治療・希望
40歳を過ぎたら眼の定期健診を!
(担当 國吉)
投稿者:
2022.02.16更新
安里眼科 糸満本院 リニューアルオープンに伴い火災報知器の説明会が行われました
令和4年2月14日に安里眼科糸満本院新施設にて職員全員参加で新たに設置された火災報知器(消防設備)の使用方法の説明会が行われました。
最新の火災報知器は警報音と光で火事を知らせ速やかに火災場所の特定を行え、患者様の避難誘導をすることができます
そして新施設では火災の際に自動で防火扉が閉まる等、延焼を防ぐシステムも導入されています
警報が鳴ったら全職員が落ち着いて行動できるように定期的に消防設備の点検及び避難訓練を実施していきたいと思います
(検査部 比嘉 康成)
投稿者:
2022.02.13更新
マイオピン0.025%点眼液の処方を開始しました
当院は以前より、近視進行抑制効果のあるマイオピン0.01%を取り扱っていましたが、今回、濃度が2倍以上になったマイオピン0.025%の取り扱いも始めました。
マイオピンを開始する場合はこれまで通り0.01%から開始します。最初から0.025%を投与することはありません。0.01%をご使用いただいている患者様で、経過を診ながら、近視の進行具合が早い方に0.025%を処方させていただきます。
※0.025%製剤は0.01%製剤と比べ、より優れた近視進行抑制効果を示すことが確認されていますが、0.01%製剤よりもまぶしさを感じやすくなる場合があります。
投稿者:
2022.02.01更新
第45回 日本眼科手術学会へ参加しました。
2022年1/28(金)~30(日)まで東京国際フォーラムにて第45回日本眼科手術学会が開催される予定でしたが、東京が新型コロナウイルス感染拡大にともなう蔓延防止法発令により、会期目前で現地開催が中止となりました。現地開催で準備されていた総会長の加賀達志先生をはじめ運営に携わった委員の方々のご心労察します。急な中止となりハイブリッド、オンラインできない中、特別講演、モーニングセミナー、ランチョンセミナーを拝聴することができました。(担当 屋宜)
投稿者:
2022.01.11更新
ニューイヤーコンサートについてお知らせ
令和4年1月14日(金)に開催予定しておりました第9回安里眼科ニューイヤーコンサートは、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、中止とさせて頂きます。(受付 國吉)
投稿者:
2021.12.30更新
糸満院移転について
2022年2月10日(木)~2月14日(月)まで、糸満院は移転準備に伴い休診となります。移転は現在の建物の裏側になります。ご理解の程どうぞ宜しくお願い致します。(受付 比嘉)
投稿者:
2021.12.16更新
べオビュ硝子体注射用キットについての説明会がありました
本日、ノバルティスファーマの楢木様より、べオビュ硝子体注射用キットについての説明会がありました。加齢黄斑変性に対する治療薬としてベバシズマブ(アバスチン)、ラニビズマブ(ルセンティス)、アフリベルセプト(アイリーア)が現在硝子体注射治療薬として存在しておりましたが、2020年の新治療薬としてブロルシズマブ(ベオビュ)が登場しました。ベオビュは硝子体内へ投与し、血管内皮増殖因子(VEGF)の活性を阻害することで血管新生の形成を抑制し、漿液の漏出を減らすVDGF阻害薬です。VEGF阻害剤による治療は、現在滲出型加齢黄斑変性における標準治療となっております。臨床試験でアフリベルセプト0.5mgに対してブロスシズマブ6mgで比較試験を行ったところ、初回3回毎月治療後、アフリベルセプトでは2ヶ月に1度、ブロスシズマブにおいては3ヶ月に1度硝子体注射治療になったとのことです。つまり、硝子体内でのブロスシズマブの効果の方が長く持続するために、投与回数を減らせるということです。しかし、非常に重大な副作用が報告され始めているようで、眼内炎症が日本人では12.8%で生じたとのことでした。投与後2週間でぶどう膜炎のような所見(豚脂様角膜後面沈着物、動脈の白線化、静脈閉塞、出血etc)がみられ、抗体の異常産生による血管炎が懸念されるとのことでした。その場合はステロイドの点眼や注射、内服などで対処できるようですが、重篤な合併症をきたす可能性があるとの報告が続いているため、当院ではまだ採用しておりません。今後も副作用や合併症などの情報収集をしながら、検討していこうと思います。楢木様、ありがとうございました。(検査 宮里)
投稿者:
ARTICLE
SEARCH
ARCHIVE
- 2022年05月 (1)
- 2022年03月 (3)
- 2022年02月 (3)
- 2022年01月 (2)
- 2021年12月 (4)
- 2021年11月 (5)
- 2021年10月 (2)
- 2021年09月 (1)
- 2021年08月 (4)
- 2021年07月 (1)
- 2021年06月 (2)
- 2021年04月 (4)
- 2021年03月 (6)
- 2021年01月 (6)
- 2020年12月 (6)
- 2020年11月 (2)
- 2020年10月 (2)
- 2020年09月 (1)
- 2020年08月 (4)
- 2020年06月 (1)
- 2020年05月 (1)
- 2020年04月 (4)
- 2020年03月 (1)
- 2020年02月 (4)
- 2020年01月 (7)
- 2019年12月 (5)
- 2019年11月 (12)
- 2019年10月 (6)
- 2019年09月 (5)
- 2019年08月 (2)
- 2019年07月 (4)
- 2019年06月 (6)
- 2019年05月 (6)
- 2019年04月 (5)
- 2019年03月 (2)
- 2019年02月 (5)
- 2019年01月 (7)
- 2018年12月 (4)
- 2018年11月 (5)
- 2018年10月 (6)
- 2018年09月 (9)
- 2018年07月 (7)
- 2018年06月 (11)
- 2018年05月 (7)
- 2018年04月 (6)
- 2018年03月 (4)
- 2018年02月 (2)
- 2018年01月 (3)
- 2017年12月 (2)
- 2017年11月 (6)
- 2017年10月 (6)
- 2017年09月 (6)
- 2017年08月 (4)
- 2017年07月 (2)
- 2017年06月 (8)
- 2017年05月 (1)
- 2017年04月 (1)
- 2017年03月 (5)
- 2017年02月 (3)
- 2017年01月 (3)
- 2016年11月 (1)
- 2016年10月 (5)
- 2016年09月 (3)
- 2016年08月 (1)
- 2016年07月 (2)
- 2016年06月 (2)
- 2016年05月 (4)
- 2016年04月 (1)
- 2016年03月 (3)
- 2016年01月 (3)
- 2015年12月 (1)
- 2015年11月 (1)
- 2015年10月 (1)
- 2015年09月 (2)
- 2015年08月 (3)
- 2015年07月 (3)
- 2015年06月 (1)
- 2015年03月 (1)
- 2014年10月 (1)
- 2014年04月 (1)
- 2014年03月 (2)
- 2014年01月 (2)
- 2013年11月 (1)
- 2013年10月 (3)
- 2013年08月 (3)
- 2012年11月 (1)
- 2012年08月 (2)
- 2012年04月 (4)