当院からのお知らせ

2021.12.16更新

本日、ノバルティスファーマの楢木様より、べオビュ硝子体注射用キットについての説明会がありました。加齢黄斑変性に対する治療薬としてベバシズマブ(アバスチン)、ラニビズマブ(ルセンティス)、アフリベルセプト(アイリーア)が現在硝子体注射治療薬として存在しておりましたが、2020年の新治療薬としてブロルシズマブ(ベオビュ)が登場しました。ベオビュは硝子体内へ投与し、血管内皮増殖因子(VEGF)の活性を阻害することで血管新生の形成を抑制し、漿液の漏出を減らすVDGF阻害薬です。VEGF阻害剤による治療は、現在滲出型加齢黄斑変性における標準治療となっております。臨床試験でアフリベルセプト0.5mgに対してブロスシズマブ6mgで比較試験を行ったところ、初回3回毎月治療後、アフリベルセプトでは2ヶ月に1度、ブロスシズマブにおいては3ヶ月に1度硝子体注射治療になったとのことです。つまり、硝子体内でのブロスシズマブの効果の方が長く持続するために、投与回数を減らせるということです。しかし、非常に重大な副作用が報告され始めているようで、眼内炎症が日本人では12.8%で生じたとのことでした。投与後2週間でぶどう膜炎のような所見(豚脂様角膜後面沈着物、動脈の白線化、静脈閉塞、出血etc)がみられ、抗体の異常産生による血管炎が懸念されるとのことでした。その場合はステロイドの点眼や注射、内服などで対処できるようですが、重篤な合併症をきたす可能性があるとの報告が続いているため、当院ではまだ採用しておりません。今後も副作用や合併症などの情報収集をしながら、検討していこうと思います。楢木様、ありがとうございました。(検査 宮里)

ベオビュ説明会1

ベオビュ説明会2

 

投稿者: 医療法人水晶会 安里眼科


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